Windows7/VistaをUSBメモリからインストールする
CDもDVDも使わず、USBメモリのみでWindows7やWindows Vistaをインストールする。 通常の方法でインストールUSBメモリを作成すると「Press any key to boot from CD or DVD...」の表示がなくて 再起動の時にブート順序を変更しなくてはならないため一工夫します。
GRUB4DOS を使用する方法
注意
- トラブルを避けるため、ほかのUSBメモリやHDDなどのドライブ類はできるだけ取り外しておくことをお勧めします。
用意するもの
- GRUB4DOS
- grubinst_gui.exe
※「grubinst-x.x-bin-w32-xxxx-xx-xx.zip」となってるのがWindows版(現在の最新版 grubinst-1.1-bin-w32-2008-01-01.zip) - 4GB以上のUSBメモリ
- WindowsのインストールDVD
手順
- USBメモリをフォーマットするdiskpart を使用する方法がよく紹介されていますが、HP USB Disk Storage Format Tool などでもOKです。 未確認ですが、HPのツールの方がブートに成功する確率が高く、diskpartの方がUSBメモリのアクセスが速くインストール時間が短い、と思われます。フォーマットの前に、USBメモリ全体のバックアップを行うことをお勧めします。
- grubinst_gui.exe を実行grubinstのzipファイルを解凍し、解凍先にある grubinst_gui.exe を実行します。
(Windows7/Vistaでは右クリック→管理者として実行を選択する必要あり、XPでは管理者権限を持つユーザーで実行する必要あり)
1.「Disk」を選択。
2.1番上の「Refresh」ボタンをクリック。
3.上のドロップダウンリストから、USBメモリに相当するものを選択。
4.3番目の「Refresh」ボタンをクリック。
5.下のドロップダウンリストから「Whole disk (MBR)」を選択。
6.「Don't search floppy」にチェックを入れる
7.「Install」ボタンをクリック
「The MBR/BS has been successfully installed」と表示されれば完了です。 - grldr をコピーGRUB4DOSのzipファイルを解凍し、解凍先にある grldr をUSBメモリのルートにコピーします。
- menu.lst を作成以下の内容のテキストファイルを menu.lst というファイル名で保存します
timeout 10 default 1 fallback 2 title Start Windows setup chainloader /bootmgr title Continue setup from first HDD (hd1) rootnoverify (hd1) chainloader +1 title Continue setup from first HDD (hd0) rootnoverify (hd0) chainloader +1
- WindowsインストールDVDの全ファイルをUSBメモリにコピーします。
使用方法
USBメモリから起動したら、GRUBのメニュー画面になります。カーソルキーの上で1番目の「Start Windows setup」を選択してEnterキーを押します。 あとはDVDからインストールする場合と同様です。
HDDが二台以上接続されたPCにインストールする場合で、USBメモリがHDD認識にならない場合は、 インストール中の再起動時に3番目の「Continue setup from first HDD (hd0)」を選択してやる必要があるかもしれません。
HDDが二台以上接続されたPCにインストールする場合で、USBメモリがHDD認識にならない場合は、 インストール中の再起動時に3番目の「Continue setup from first HDD (hd0)」を選択してやる必要があるかもしれません。
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