2010年の米携帯ゲーム市場でiOSとAndroid向けゲームがシェア34%を占め、ニンテンドーDSは前年比でシェアを13ポイント落とした。
米携帯ゲーム市場では、iOSおよびAndroidがニンテンドーDSのシェアを大きく侵食していることが、米調査会社Flurryが4月15日(現地時間)に発表した調査報告で明らかになった。
Flurryが独自に分析した調査結果によると、米AppleのiOSを搭載するiPhoneおよびiPadと、米GoogleのAndroid搭載端末向けのゲームの2010年の売上高は、米携帯ゲーム市場の34%を占めた。同市場では任天堂のニンテンドーDSが圧倒的な首位に立っているが、2009年の70%から2010年には57%へとシェアを大きく落としている。ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション・ポータブルも2009年の11%から9%にシェアを落とした。携帯ゲームの総売上高は2009年の27億ドルから24億ドルに減少した。これは、比較的低価格なゲームが多いiOSおよびAndroidの台頭によるものとFlurryは指摘する。
据え置き型ゲームも含めたより広い範囲のゲーム市場(PCゲームおよびオンラインゲームを除く)でも、スマートフォン向けゲーム(2009年の調査段階ではiOSのみが対象)がシェアを3ポイント拡大した。スマートフォン向けゲームの売上高は前年の5億ドルから8億ドルに増加し、初めてPCゲームを売上高で超えたという。2010年のPCゲームの売上高は7億ドルだった。ゲームの総売上高は107億ドルで、前年とほぼ変わらなかった。
Flurryは、iPad 2の発売、米VerizonのiPhone販売開始、iPhone 5の発売、多様なAndroid端末の発売、Androidのアプリ内決済機能の追加などにより、2011年も引き続きiOSおよびAndroid向けゲームの売上高は大きく成長するとみている。
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