2011年4月11日月曜日

usb_memory_boot

フォーマットツールでフォーマットしたり、システムをインストールします。

フォーマットツールを使用するとUSBメモリの全データが消去されますので、重要なファイルは事前にバックアップしておきましょう。 また、USBメモリのフォーマットツールは、通常のフォーマットと異なり、パーティション情報まで変更しますので、 下記ツールでUSBメモリ全体をイメージファイル化してバックアップすることをお勧めします。 出来上がったイメージファイルは、USBメモリのサイズそのままになるので、保存先の空き容量に注意してください。

DDforWindows - シリコンリナックス株式会社
※コンパクトフラッシュ用ですが、USBメモリやSDカードにも使用可能なようです。

パーティション情報を保存する理由としては、

  • USBメモリによっては、隠しパーティションを持っている
  • SSDでパーティションアラインメントが問題になったように、USBメモリにも最適なアラインメントがあり、出荷時に設定されている可能性がある

などが挙げられます。

BIOSセットアップを呼び出し、USBメモリからブートするための各種設定を行います。 BIOSセットアップを呼び出すために押すキーや、キーを押すタイミングはPCによって異なるので、PC本体またはマザーボードのマニュアルを参照してください。

  • ブートデバイスの優先順位(Boot Device Priority)

USBメモリが先頭(First Boot Device)になるように設定します。

ブートデバイスの候補にUSBメモリの名前が表示されるBIOSであればわかりやすいですが、 そうでない場合、USB-ZIP・USB-HDD・RMD-FDD・USB LS120などにします。 どれに設定してもブートできない時は「Boot Other Device」という設定項目をEnabledにし、 HDDやオンボードのSATAコントローラを認識しないように設定することでブートできるようになることがあります。

BIOSによっては、ブートデバイスが「Hard Disk」・「Removable」などにグループ化されていることがあります。 この場合、「Hard Disk」または「Removable」の優先順位でUSBメモリを先頭にし、 ブートデバイスの優先順位で「Hard Disk」または「Removable」を先頭にします。

BIOSセットアップに入らなくても、F11キーやF12キーでブートデバイスの優先順位を変更できる場合があります。

  • USBレガシーサポート(USB Legacy Support, Legacy USB Support, USB Legacy Device Support, Legacy USB storage detectなど)

有効にすることでブートできることが多いですが、無効にしないとブートできない場合もあるようです。

  • SCSIサブクラスサポート

富士通製PCには「SCSIサブクラスサポート」という設定項目が存在するものがあり、これを「使用する」に設定することでUSBメモリからブートできるようになるそうです。

  • USB Storage Device Support

NEC製PCには「USB Storage Device Support」という設定項目が存在するものがあり、これを「Enabled」に設定することでUSBメモリからブートできるようになるそうです。

  • USB Mass Storage Emulation Type

最近のIntel製マザーボードには、「USB Mass Storage Emulation Type」という設定項目が存在するものがあり、 USBメモリの認識を強制的に設定することができるようになっています。
「All Removable」(ZIP認識)/「All Fixed Disc」(HDD認識)/「Size」(容量で切り替え?)

もしブートできなかったときの対処法

  • USBメモリが認識されない・USBメモリ以外(ハードディスクなど)から起動してしまう・「DISK BOOT FAILURE, INSERT SYSTEM DISK AND PRESS ENTER」や「Reboot and Select proper Boot device」と表示される
    • BIOS設定を変更してみる。
    • USBメモリを挿すUSBポートを変えてみる。

PCIやPCカードで増設したUSBポートではブートできません。 USBハブを使用している場合は、USBハブを介さず直接PC本体・マザーボードのUSBポートに挿してみてください。

    • マザーボードによっては、USBメモリの挿抜タイミングがある場合があります。

BIOSセットアップでブート順序を変更した直後にUSBフラッシュメモリを抜き、 再起動してから最初のFDDアクセスでLEDが消灯した直後にUSBフラッシュメモリを挿すとブートに成功する事があるそうです。 (DEKOのアヤシいお部屋。 - Bart's PE Builder FAQ)
また、マザーボードによってはWindows上でUSBメモリを挿して再起動した場合、USBメモリがBIOSから認識されないことがあります。 この場合、一旦PCを電源オフすることで認識されます。

    • 古いマザーボードではBIOSをアップデートする必要があるかもしれません。

ただし、新しいバージョンにすればいいとは限らないので注意が必要です。 例:ASUS K8V SE Deluxe (BIOS Ver1004で対応、Ver1006で再び非対応に)、AOpen AX3S Pro (Ver1.23では対応していたが、Ver1.26で非対応に)

    • Award BIOSの一部では、USBメモリをZIPディスクの形式にあわせないとブートできないらしい。

Linux上で、syslinuxに含まれるmkdiskimageでUSBメモリをフォーマットする
README on using SYSLINUX with USB keys
Bootable USB Key - Knoppix Documentation Wiki

  • USBメモリを読みにいくがブートできない(エラーメッセージが表示される・カーソルの点滅の状態でとまる)
    • フォーマットツールでフォーマットしなおす
    • ブートさせたいシステムを新しいバージョンにする

 

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