VMwareは4月12日(米国時間)、さまざまな開発フレームワークやアプリケーションサービスに対応したPaaS「Cloud Foundry」の提供を開始した。Cloud Foundryは、開発者向けサービスや企業/サービスプロバイダー向けサービスなど、複数のモデルで提供される。
現時点でCloud Foundryが対応している開発フレームワークは、Java 向けSpring、Ruby on Rails、Sinatra サーバサイドJavaスクリプトNode.js、Grailsなどを含む他のJVMベース フレームワークなど。アプリケーション サービスとしては、MongoDB、MySQL、Redisデータベースのほかに、VMware vFabricサービスのサポートを予定している。
Cloud FoundryはVMwareによるインフラを必要とせず、VMware以外のパブリッククラウド、RightScaleによるAmazon Web上での運用サービスなど、あらゆるパブリック/プライベートクラウド環境をサポートする。
Cloud Foundryは、開発者向けサービス「CloudFoundry.com」、オープンソースのCloud Foundryソフトウェア、Cloud Foundryインスタンス「Cloud Foundry Micro Cloud」、企業/サービスプロバイダー向けCloud Foundryとして、提供される。
開発者向けサービスはVMware が運営する包括的な機能を備えたパブリック クラウド向けPaaSサービスで、サービスのテストや運用面の最適化のテストが行える。
OSSのCloud Foundryはコミュニティである「CloudFoundry.org」 から利用可能で、開発者は各社のニーズに合わせてCloud Foundryソフトウェアを調査・評価・変更できる。
Cloud Foundry Micro Cloudは開発者のデスクトップにある仮想マシンに格納され、アプリケーションの開発およびテストを簡素化するもので、第2四半期に公開予定。
企業/サービスプロバイダー向けサービスは今後提供予定。同サービスの利用により、企業はPaaS環境と自社のアプリケーションインフラ/サービス製品を連携できるようになる。
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