Chromebook は Linux ベースの Chrome OS を採用し、Web ブラウザ「Chrome」を利用することに特化したノート パソコン。ほとんどの機能を Web アプリケーションで実現するため、無線 LAN(Wi-Fi)や 3G 携帯電話ネットワーク経由でクラウド環境に接続して使うことが前提となる。米国 Citrix Systems の仮想化クライアント ソフトウェア「Citrix Receiver」の HTML5 バージョンを利用すると、使い慣れたデスクトップ ソフトウェアも仮想化アプリケーションとして動かせる。
Chromebook と Chrome OS 自体の機能を絞り込み、クラウド環境と Web アプリケーションに依存するシンプルな構成とした。その効果で、電源投入から8秒で使用可能になるほど起動が速く、作業終了後は一瞬で休止状態にできるという。消費電力も少なく、1回の充電で終日使えるとしている。
Web アプリケーションを利用するため、インストールやアップデートといった作業が必要なく、常に最新のセキュリティ修正済みソフトウェアで作業できる。ドキュメントや写真、音楽、ビデオなどのデータはクラウド環境に保存するので、Chromebook をなくしても失われることがない。サンドボックスやデータ暗号化などのセキュリティ機能も備える。
企業/教育機関向けパッケージ「Chromebooks for Business and Education」は、Chromebook 本体に加え、Web ベースのユーザー/アプリケーション/ポリシー管理コンソール、365日/24時間のサポート サービス、保証/交換サービスが付属する。月額料金は、企業向けが28ドルから、教育機関向けが20ドルから。
Chrome OS パソコン「Chromebook」発売は6月15日
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