2011年4月12日火曜日

何が問題か、どう対応すべきか

1. 「何の話?」「報告? 相談? 連絡?」「私はどうすればいいの?」「俺がやることあるの?」
 相手が求めていることを説明できていない。話が冗長で核心的な部分(相手が求める行動)を明確化できていない状況である。この場合は、依頼事項を最初に明確化する必要がある。
2. 「簡単に言うと、どういうこと?」「分かるように説明してくれない?」
 専門知識を多用したり、担当者しか分からない言葉を使って、説明をしているときによくこういう質問を受ける。分かりやすい比喩を使ったり、簡単な言葉に置き換えることが対策になる。
3. 「それはなぜ?」「どうしてそうなるの?」
 理由をうまく説明できていない。背景など、関係者の本音などをきちんと説明できていないので、相手の腑に落ちていない。論理的になるように構造を整理し、説明する必要がある。
4. 「具体的に言うとどういうこと?」「うちの場合で言うと?」
 文字通り説明が具体的でなく、相手が話の内容をイメージできない状況である。似たものを使ったり、比喩表現、具体的な事例を使って説明することが対策になる。
5.「もう少し詳細に言うとどうなるの?」、「もっと細かく説明すると?」
 4.に似ているが、こちらは説明が概略にとどまり、相手が内容の詳細をイメージできない。話を聞く側は中身の細かい点に無理がないかを確かめたいが、詳細が分からず納得できない。絵や図を使ったり、手順書や仕様書レベルを使って説明する必要がある。
6. 「何が原因なの?」「どこが問題なの?」
 課題の原因や問題を的確に説明できていない。論理的に、問題が発生している真の原因を説明することが対策となる。
7. 「いつまでにやるの?」「スケジュール感をどう考えている?」
 スケジュールや締め切りを説明できていないので、それを明確化する。
8. 「ところで君は何をするの?」
 自分の役割や立場、責任を説明できていないので、それを明確化する。
9. 「これでうまくいくの?」「それで大丈夫?」
 相手は説明された内容の妥当性に疑問を持っている。企画やアイデアに説得力がなく、「うまくいきそう」と思えないからである。対策としては、説得力のある「これなら成功するというロジック」を構築して説明するしかない。

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