2011年4月13日水曜日

ESEC2011! Android開発ゾーン新設

 組み込みシステム開発に必要なハードウェア、ソフトウェア、コンポーネントから開発環境までが一堂に会するESECは、今年で"14回目"を迎える。毎年、旬なテーマを取り上げるなど、その規模を拡大してきたが、今回は新たに「パワーエレクトロ二クスゾーン」「Android開発ゾーン」「ワイヤレス給電ゾーン」「デジタルサイネージ・デバイスゾーン」の4つのゾーンを加え、全13のEXPOおよびゾーンで展開する。
* 組込みボード・コンピュータ EXPO
* 【新設】パワーエレクトロ二クスゾーン
* 【新設】Android開発ゾーン
* 【新設】ワイヤレス給電ゾーン
* 【新設】デジタルサイネージ・デバイスゾーン
* 音声認識・音声合成ゾーン
* テスト・検証ゾーン
* 組込み映像・画像処理ゾーン
* モーションコントロールゾーン
* 無線通信ゾーン
* タッチパネル・ディスプレイゾーン
* 設計・開発サービス/コンサルティングゾーン
* 組込み技術者 教育サービスゾーン

実際にAndroidを組み込み機器に適用する場合、システムの起動時間やリアルタイム性といった、性能およびシステムの信頼性についても気になるところだ。過去の展示会では、AndroidのカーネルをLinux以外のOSに置き換えることが可能なイーソルの「eSOL for Android」、仮想化技術を用いリアルタイムOSとのマルチOS環境を実現するウェルインテクノロジーの「Embedded-VRT」やイーフローの「Hyperdroid」など、Androidにリアルタイム性能を付加するような技術/ソリューションに注目が集まった。ほかにも、Androidに対応した高速起動ソリューションとして、ユビキタスの「Ubiquitous QuickBoot」やリネオ ソリューションズの「Warp!!」といったシステム高速起動技術など、"Androidの本格実用"に向けた取り組みが話題を呼んでいた。恐らく、今回のESEC2011ではその動きがさらに加速し、より目に見える形で、Androidの可能性を体験することができるのではないだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿