IE10 PP1 は、Microsoft が12日にリリースした開発初期段階にあるバージョン。開発作業を始めてからまだ3週間ほどという。IE10 は、HTML5 と Windows をネイティブ サポートするほか、Web レンダリング エンジンを刷新して新たな CSS3 機能に対応する。今回 Microsoft は、そうした CSS3 のうち「Grid Layout」「Flexible Box Layout(Flexbox)」「Multi-column Layout」を取り上げている。
Grid Layout は、Microsoft が World Wide Web Consortium(W3C)の CSS Working Group に提案した機能。Web ページを行と列に分割したうえで、表示要素の配置を指定する。行と列のサイズは固定することも、画面サイズに合わせて変えることも可能なので、表示するデバイスに応じて配置を自動調整できる。
Flexbox は、あらかじめ指定した領域に合わせて表示要素を流し込むイメージで配置する。Grid Layout と似た機能だが、Flexbox は表示要素を縦軸または横軸のどちらか一方だけに揃えて配置する。表示要素の数が多い場合は、テキストの行送りのような配置も行える。
Multi-column Layout を利用すると、Web ページで段組み表示が実現できる。新聞や雑誌などのようにテキストを複数段にレイアウトし、その途中に画像を入れるといった表示も可能。
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