攻撃の結果、米政府高官や中国の政治活動家、韓国を中心にした複数のアジアの国の高官らを含む数百人の個人情報を盗まれるなどの被害が発生したという。
攻撃の起点は中国・山東省の済南で、盗んだパスワードを使用してメールを転送し、内容を監視していたとみられる。
グーグルのシステムを破壊し内部に入り込んだわけではなく、偽のウェブサイトに誘導して個人情報を奪う「フィッシング」や、情報を盗むための悪意のあるソフト(マルウエア)をパソコンに忍び込ませる手口が使われたとみられる。
グーグルは昨年1月にも、中国から大規模なサイバー攻撃を受けていたことを明らかにし、その後同社の中国進出戦略を修正するなどの事態に発展した経緯がある。
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