2011年6月2日木曜日

Intel が「Atom」を 14nm へ微細化、「ムーアの法則を超える速度」

米国 Intel は台湾で開幕したパソコン関係の展示会「COMPUTEX TAIPEI」で2011年5月31日、ネットブック/タブレット端末/モバイル デバイス向け SoC のベースとなる「Atom」プロセッサについて、開発/製品提供ロードマップを発表した。今後3年間で製造プロセス ルールを、次版「Cedar Trail」(開発コード名)の 32nm から 22nm、14nm へと「ムーアの法則を超える速度」(Intel)で段階的に微細化する計画という。

Cedar Trail は、発熱を抑えて冷却ファンを不要とする超薄型ネットブック用プラットフォーム。バッテリ駆動時間は10時間を超え、数週間スタンバイ状態を維持できるという。対応 OS は、米国 Microsoft の Windows のほか、米国 Google の Chrome OS や、Intel がフィンランド Nokia と共同開発してきた MeeGo など。

Intel は、Cedar Trail ベースのコンセプト デザイン「Keeley Lake」を紹介した。厚さ 17mm から 20mm のデバイスを想定しており、キーボードとマルチタッチ対応タッチパネルの両方で操作可能。

Intelが「Atom」を3年で 14nm へ微細化、「ムーアの法則を超える速度」

同じく 32nm プロセスで製造するスマートフォン/タブレット端末向けプラットフォーム「Medfield」(開発コード名)は、厚さ 9mm 未満、重さ 1.5ポンド(約 680g)未満のデバイスが実現できるという。対応 OS は、Windows と MeeGo、Google の Android 3.0(開発コード名「Honeycomb」)など。2011年後半に量産を開始し、2012年上半期に搭載デバイスが登場すると見込む。

また Intel は、10種類以上の「Atom Z670」搭載タブレット端末が同日より販売されることを明らかにした。

さらには、MeeGo ベースのネットブック「Acer Aspire One Happy 2」「Asus Eee PC X101」「Samsung N100」「Lenovo IdeaPad S100」を発表した。動作周波数 1.33GHz の新型シングルコア プロセッサ「Atom N435」を搭載している。

0 件のコメント:

コメントを投稿