だが32bit版のWindows XPではGPT方式のディスクはサポートされていない(64bit版のWindows XPではサポートされている)。そのためGPT形式のディスクを接続してもその内容(パーティション構成)は表示されないし、パーティションの作成や削除もできない。つまり、そのままだとWindows XPではまったく利用できないディスクとなる。
Windows XPでは、GPT保護パーティション(保護MBR)のみが見えるが、このパーティションは削除したり、サイズを変更したりできない。ディスクを不用意に書き換えないようにするために、このようなMBRが定義されている。
このようなディスクをWindows XPで利用したければ(通常のMBR方式で管理させたければ)、ディスクの管理情報を削除して未使用状態に戻せばよい(もちろんパーティションに保存されていたデータにはアクセスできなくなる)。本TIPSでは、その手順を解説する。
ディスクの管理情報をすべて削除して、完全に初期化するには、diskpartコマンドを利用する。
まずコマンド・プロンプトを開き、「diskpart」コマンドを起動する。そして「list disk」でディスクの一覧を確認後、「sel disk <数字>」でディスクを選択して(<数字>には一覧で確認したディスクの番号を指定する。間違えないように注意)、「clean」コマンドを実行する。cleanコマンドは確認なしですぐに実行されるので注意していただきたい。
以上の操作でディスクの管理領域は削除され、Windows OSからは未初期化状態のディスクとして見えるようになる。あとは初期化して、パーティションを確保すればよい。
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