2011年6月8日水曜日

SNS向けゲームに関心=女性がターゲット

世界最大のゲーム見本市「E3」が7日、当地で開幕した。大手が巨額の製作費を投じる高画質ゲームへの支持が根強い半面、人気の交流サイト(SNS)向けの手軽なゲームに業界関係者の関心が寄せられた。新興企業はこの「カジュアルゲーム」を武器に女性を中心とする未開拓層の掘り起こしを目指す。
 戦闘ゲームを得意とするロシア系のオンラインゲーム大手ニーバルは、年末商戦を狙ってSNS最大手フェイスブックの米国会員向けに提供する「城攻略」ゲームを披露。インターネット経由で友人らと協力しながら進めるのが特徴で、オルロフスキー社長(38)は「爆発的なSNS人口の増加を収益に結び付けるには米国でのヒットが不可欠」と話した。
 また、「クラウドコンピューティング」をいち早く導入し、割安料金で急成長中の新興ゲーム配信会社、米オンライブの幹部は「魅力的なコンテンツの品ぞろえをめぐり、SNS間での競争が間もなく本格化する」と商機をうかがう。日系を含む複数のSNSとの提携協議が進行中という。 

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