2011年4月11日月曜日

震災後フェイスブックの利用法

 先の東日本大震災の直後、安全面や電力不足による交通の混乱を避けるため、自宅待機や在宅勤務とした企業も多い。今夏も電力が足りなくなることは明らかで、再び在宅勤務や時差通勤が多くなることも予想される。
 出社しなくても打ち合わせができる、ウェブ会議システムへの引き合いも強まっているが、そこまでしなくても便利なツールがある。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のフェイスブックである。
 フェイスブックをはじめとするSNSといえば、気の置けない友達同士で楽しむイメージが強い。企業で使うとすれば、消費者のクチコミを誘発して自社商品の販促につなげるマーケティングへの活用を思い浮かべる。
 フェイスブックが持つ「グループ」機能に着目し、社内の情報共有のツールとしてフェイスブックを使えます。グループの管理者が承認した、特定のメンバーしか投稿内容を見られない。つまり、"クローズドな場"をフェイスブック上に作ることができるため、会社にいなくても会議ができる。
 例えば、「競合製品について、自社より優れている点を挙げてください」といったテーマを立てて、グループに参加するメンバーがそれについて意見を出し、議論していく。参加メンバーは好きな時、好きなタイミングで情報を投稿できる。意見交換をした記録も、フェイスブック上に文書として残るから、会議の議事録も必要ない。時には、「業務上の指示なども、どんどん投稿していった」
 もちろん、地震のような事態が起これば、グループのメンバーがフェイスブックに投稿するだけで皆の安否確認もできる。

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